集中できないというのは、
意識が揺らいできて、散漫になっていくこと。
今やろうとしていることが手につかなくなって、
いろんな思いが、
次から、次へと、
浮かんできてしまう。
コンビニに行きたいな〜とか、
甘いものを食べいな〜とか、
ゲームをしたいな〜とか、
一億円落ちてこないかな〜とか、
ゴルフの練習しようかな〜とか、
どこから浮かんでくるかといえば、
自分の意識が届かない心の深層部分から、
無意識と言わている領域だ。
集中しようとしているのを差し置いて、
急に浮かんでくるのだから、なかなかのエネルギーだと思う。
思い浮かんだものをそのまま実行しても、
なんだかすっきりしない事も多い。
一体なにを求めているのか、
なぜ集中を妨げるのか、
本当のところ自分ではわからない。
わからないけど、無意識が何か刺激を求めているような気がする。
一つ言えるのは、
今集中してやろうとしていうことは、
求めていることとは違うといういう事だ。
だって集中できないんだから。
僕はそんな時、図書館に行く。
僕の整体院の近くに、
熊谷市立図書館がある、
歩いて7分ぐらい、
散歩するにはちょうどいい距離だ。
図書館ではブラブラと歩きながら、
本のタイトルだけを眺めていく。
そうしていると、
あっ!これだ!っていうタイトルが目に飛び込んでくる。
図書館のいいところは、財布を気にしなくていいという事。
本屋の場合だと、気になる本を見つけたら、必ず値段を確認してしまうが。
図書館はタダで貸してくれる。
二週間という期限つきだけど。
目についた借りた本が、
これです。
走る哲学 為末大
そのなかで心に響いた文があった。
ゾーン状態は自分やものを客観視して眺めるということが薄くなり、
行為そのものと自分が重なっていく。
だから陸上のようなすごきく強烈に集中する種目になると、自分がほとんどいなくなる。
観客から見れば明らかにそこに走っている僕はいるのだけれど、考えている僕がほとんどいないから実在する感じがしない。
僕はアスリートじゃないし、ゾーン状態も体験したことはない、
でもなんだかわかる気がする。
僕が求めていたものはこの言葉だったのかもしれない。
と、なんか納得してしまう。
そしてこの本は、集中して一気に読んでしまった。
集中できないというのは、
無意識が蠢き出しているからではないか、
そういう時は無理に集中しても、手につかない、
何かを求めて、
それは何かはわからないけど、
探し続ければ、
集中できるものを見つけられるはず。
たかなが整体院
〒360-0045 埼玉県熊谷市宮前町1-96-1
TEL:048-598-7670
ホームページ:熊谷市の整体「たかなが整体院」