年齢を重ねるごとに、バランス力は低下する
子供は公園などに遊びにいくと、ジャングルジムに登ったり、遊具に登ったり、グラグラするロープの吊り橋のような遊具などで楽しく遊びます。
しかし中年以降になってくると、高い所や、足元が不安定な所は「危ないからやめておこう」と、あえて行こうとはしなくなります。
これは無意識的に恐怖を感じるからです。
なぜ恐怖を感じるかといえば、身体のバランス能力が衰えているからです。
そのことを身体がわかっているから、高い所や足元が不安定な場所に恐怖を感じるのです。
中年以降になってくると、筋力も低下するし、運動機能の協調性や連動性、俊敏性も低下していきます。
そうなると手元が狂いやすくなり、物を落としたり、細かい作業が苦手になったりします。
足元も同様に、足を上げているようで上がっておらず引っかかったり、つまずいたりすることが多くなります。
ですから、失われつつあるバランス感覚を、もう一度鍛え直していく必要があります。
バランス感覚を鍛えるトレーニング
片足立ちのやり方
バランス感覚は不安定な場所で、身体を安定させようとする時に発揮します。
なので、あえて不安定な環境に身を置くことでバランス感覚を鍛えることができます。
一番簡単な方法は、片足立ちです。
直立した状態で、目線は前を向きます。
両手を少し開き、片足を上げてください。
その状態をキープしてください。
フラフラしても大丈夫です。
反対の足も同様に行います。
毎日1回〜2回ぐらいを目安に行うといいと思います。
ヨガ、木のポーズのやり方
ヨガの「木のポーズ」も効果的です。
直立した状態から、真っ直ぐ前を向きます。
手で片足を引き上げて、反対側の太ももの内側につけます。
両手を胸の前で合わせて合掌します。
そのまま両腕を頭の上に上げていきます。
天から紐で吊り上げられているイメージで、身体全体を気持ちよく伸ばしていきます。
グラグラして倒れそうな時は、両足をついてください。
呼吸は深くゆったりと行い、呼吸によって身体が生きていることを実感しながら行うと良いです。
反対側も行っていきます。
何回やればいいのか、何分やればいいのかは、人それぞれ違うので、自分の感覚でいい感じに行なってください。
まとめ
年を重ねていくと、若い頃のように身体が動かなくなっていき、老いを感じます。
そのまま何もやらずにいると、ますます身体機能が低下していきます。
ですが、意識して鍛えることで、身体機能は何歳になっても鍛えることが可能です。
ぜひ、バランス感覚も鍛えて、身体機能を強化してみてください。
ホームページはこちらです。
熊谷市たかなが整体院
※イラストは「イラストAC」からダウンロードして利用できます。