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「腕橈骨筋まとめ」起始・停止、ストレッチ、肩こりとの関係

2017年9月27日

前腕の筋肉のなかでも、比較的大きな筋肉が、腕橈骨筋です。

腕橈骨筋

※腕橈骨筋のイラストはフリー素材として「イラストAC」に公開しています。
こちらからダウンロードして利用できます。

 

腕橈骨筋は肘を曲げる作用があります。
肘を曲げる筋肉は、上腕二頭筋と上腕筋がありますが、この二つの筋肉が筋皮神経麻痺によって動かなくなった時に、腕橈骨筋が唯一残された肘を曲げる筋肉になります。

瞬間的に肘を曲げる時にはほとんど使われないで、負荷がかかる時に使われれるという特性があります。
ですから、肘を曲げる時に抵抗を加えると腕橈骨筋が浮かび上がってきます。

ビールジョッキを持つ時に、グッと出てくるのが腕橈骨筋です。

腕橈骨筋の起始・停止・神経・作用

腕橈骨筋

腕橈骨筋
起始 上腕骨外側下部、外側筋間中隔
停止 橈骨茎状突起
神経 橈骨神経C5〜C6
作用 肘:屈曲
前腕:回内、回外

前腕が回外位にあるときは回内し、回内位にあるときは回外し、前腕を中間位にもどそうとする作用があります。

 

腕橈骨筋をよく使うシーン

腕橈骨筋は、肘を曲げて負荷がかかっ時によく働く筋肉なので、介護や荷物を持ったりする、手を使う仕事で疲労しやすくなります。

スポーツでは、テニスや野球、ゴルフ、バトミントンなど道具を使うスポーツでよく使います。
柔道で相手の道着をつかむ時もよく使われます。

 

腕橈骨筋に疲労が溜まった時の症状

腕を使うと腕橈骨筋が疲れます、そのまま放置しておくと、疲労が蓄積し、パフォーマンスが低下します。
スポーツでの動作にキレがなくなったり、仕事でいつも持っている荷物が重く感じたりします。

腕が疲れて機能低下してくると、その影響は、肩や首にまで伝わり、肩こりの原因になったします。

 

腕橈骨筋のケアとストレッチ

腕橈骨筋のケア

椅子に座り、腕を太ももの上に置いて、もう片方の手で腕橈骨筋をつかみます。
前腕の外側をガッとつまむようにつかんでみてください、それが腕橈骨筋です。

腕橈骨筋のケア

1、つかんだまま引っ張り上げるように持ち上げて、プルプルとゆすっていく。
2、つかんだまま気持ちのいいぐらいの力で圧迫していく。

腕橈骨筋のストレッチ

腕をまっすぐ伸ばして、手のひらを上に向けます。
反対の手で手のひらを押し下げます。
上腕筋、橈骨手根屈筋、尺骨手根屈筋とともに腕橈骨筋もストレッチされます。
強くやりすぎると、手首や肘を痛めるので、気持ちのいいぐらいの強さで行ってください。

腕橈骨筋ストレッチ

 

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