ストレッチ ・セルフケア セルフ操体

【セルフ操体】腕ひねり。壁を使って疲れやコリ、歪みを取る方法。

身体はつながっているので、連動して動く

操体法の橋本敬三先生の本にはこう書いてあります。

運動系は、全系統的に、相関連動装置になっているということである。試みに、仰臥して、母趾を動かしてみるがよい。何らの抵抗がなければ母趾のみが動くがごとくである。しかるに、これに抵抗を与えて固定するがごとくにして、屈伸を試みるならば、いかがであろうか。力が入るにつれて、足首から腰、脊柱、手の指先、頸、顔面の筋肉まで、反対側すらも動いてくる。

出典:誰にもわかる操体法の医学 橋本敬三

ざっくり言うと、仰向けに寝て、足の親指を動かすと、足の親指だけが動くが、誰かに足の親指を握ってもらい、固定した状態で足の親指を動かそうとすると、その力が全身を伝わり頭まで動いてくる、というものです。

操体法はこの連動の原理を利用して、離れた部位を操作しコリや歪みを整えていきます。
例えば手から肩こりや腰痛、その他の歪みや筋緊張を改善することも可能です。

ですが、この全身の連動を使った操体法は、整体の先生にやってもらわなくても、自分一人で行うことができます。
今回はその方法の一つをご紹介していきます。

セルフ操体「腕ひねり」のやり方

①全身の連動性を体感してみる

まず、何も抵抗がない状態で腕を内や外に捻ってみてください。
すると、当たり前ですが、腕が回ります。

腕ひねり、オープンキネマティック

 

次に、壁に手を当てて、またひねってみてください。

セルフ操体、腕ひねり1

すると今度は手が固定されているので、腕が思ったように捻れません。
その代わり捻った力が全身を伝っていきます。

ポイントは、強い力でやるのではなく、弱い力でやることです。
強い力でやってしまうと、腕だけ力んでいる状態になってしまいます。
弱い力で捻る力を腕から足まで伝えていくようにやると、全身の連動性を体感することができます。

 

②捻りの力をコリがある場所に集中させて、脱力をする

全身の連動性を体感したら、こんどはコリを改善していきます。
先程の様に、壁に手を当てて、腕を捻っていきます。内捻りでも外捻りでもどちらでも大丈夫です、力を入れやすい方、気持ちよさを感じる方に捻ってください。
そして捻りの力をコリがある所に集中させていきます。例えば肩甲骨の内側がこっているなら、そこに力を貯めていくようなイメージです。

ポイントは弱い力でやることです。ついつい力一杯やりたいところですが、弱い力でジワジワやっていく方が効きます。

次に、一気に力を脱力します。
そしてハア、と一息つくと、こっている所が楽になってきます。
(もちろん、コリが全部さっぱり取れるわけではありません)

このように、壁に手を当てて、腕を捻り、その捻る力を身体のいろいろな部分に伝えていくことで、身体全体のコリや歪みを楽にすることが可能です。

③足からひねる力を伝える

腕捻りですが、なにも腕にだけこだわる必要はありません。
足の捻る力を利用していもいいのです。

全身は連動装置ですから、床で固定された足を捻り、その力を全身に伝えていけばいいのです。

セルフ操体、腕ひねり2

ポイントは同じで、弱い力でジワーっと捻る力を、疲れてる部分やコリがある所に伝えていき。
そして、一気に脱力します。
膝や、腰がつらい人は、足からやった方が、変化を実感しやすいです。

④自分の身体に意識を向けて、快か不快かを感じとる

弱い力といっても、慣れていないと力の入れ具合や、力の伝え方が、よくわからないと思います。
そこで、もう一つのポイントとして、快か不快かを感じとることも大事です。

壁に手を当てて、捻る力を加えて、気持ちのいい感じでウネウネと動いてみてください。
操体法は快か不快かを感じ取ることを、とても重要視しています。
快を感じることが、身体の歪みがとれる力の入れ具合や動かし方なのです

そして快を感じたら、ハア、と脱力をする。
これで筋肉が緊張している部分や、歪みが取れてきます。

もちろん、すべてのコリや歪みがいきなり取れるわけではありませんが、
大事なのは「なんか楽になったなあ」と実感することです。
そういった体験を積み重ねていくことで、身体の感覚が冴えるようになり、自分の身体のコンディショニングを自分自身で整えていくことができます。

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