ストレッチ ・セルフケア

体側のストレッチと腸骨陵のセルフケア。

身体の側面にあるラテラル・ライン

身体の側面には、「ラテラル・ライン」という筋筋膜ラインが走っています。
このラインは、身体の左右のバランスを取り、前後のバランスも取る機能があります。

ラテラル・ライン

ラテラル・ライン

画像:医学書院 アナトミー・トレイン 第3版 より引用

身体の両側は気がつかないうちに、疲労が溜まってガチガチになっていることが多いです。
とくに、中臀筋、腸脛靭帯、大腿筋膜張筋にコリがあり硬くなっています。
それが原因で腰痛になっている人も多いです。

中臀筋

腸骨につく筋肉

このラテラル・ラインは、体幹と下肢を協調させて安定化させる機能もあるので、ラテラル・ラインの柔軟性が失われると、スポーツ時の身体の中心軸がブレやすくなります。

なのでラテラル・ラインをストレッチ&セルフケアして、身体の両側からしっかりとバランスを取れるようにしていきましょう。

 

体側のストレッチ

ラテラル・ラインは、身体の側面にあるので、まずはストレッチしていきます。
よくある体側を伸ばすストレッチを行なっていきます。
足は肩幅ぐらいに広げて直立し、片方の手を腰に当て、伸ばす側の手を挙げて、身体の側面を気持ちよく伸ばしていきます。

側面ストレッチ

この時一つだけ意識するポイントがあります。
それは足の重心です。
伸ばす側の足に重心を乗せていきます。
そして弓なりに身体の側面を伸ばしていきます。

呼吸は止めずに、深い呼吸をしながらゆっくりと行なってください。
一方向が終わったら、反対側も行なってください。

腸骨陵のセルフケア

腸骨陵、上縁のケア

腸骨陵はラテラル・ラインの中心にあり、前述したとおりここにはコリや疲れが溜まっているので、ここをケアすることで、ラテラル・ラインの調子もよくなってきます。
やり方は、椅子などに座り、まずは骨盤の縁に親指の爪先を食い込ませていくようにし、そこにつく筋膜を親指の爪先を使いコリコリと刺激していきます。骨盤の縁に沿って行なっていきます。

腸骨陵のセルフケア

強くやり過ぎず、痛気持ちいいぐらいの強さで行なってください。

その後、ストレッチをして、伸び具合を確かめてください。

側面ストレッチ

 

腸骨陵、筋付着部のケア

次に、骨盤の縁のやや下をケアしていきます。
ここにはコリが溜まっている、中臀筋、腸脛靭帯、大腿筋膜張筋がついているので、親指でマッサージしていきます。痛く感じるところがコリが溜まっているところです。

腸骨陵のセルフケア

強さは、痛過ぎない程度の力で行なってください。
やり過ぎて親指の方も痛めないようにしてください。

その後、ストレッチをして、伸び具合を確かめてください。

側面ストレッチ

 

ふだん身体の側面の硬さは、あまり気がつかないので、たまに意識してストレッチ&セルフケアを行うことをオススメします。

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熊谷市たかなが整体院


 

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