悪い姿勢でスマホを見ていると筋肉がこる
こんな姿勢でスマホを見ていると、肩こりになります。
このイラストは少し誇張して描きましたが。
街中で歩きスマホをしている人や、駅のホームでスマホを見ている人は、だいたいこのような姿勢だと思います。
目が疲れるし、重い頭を支えるために、僧帽筋が疲れます。
僧帽筋が凝る原因は、他にもあってストレスの影響も大きいです。
ムカつく事があったり、イライラしたり、言いたいことが言えない時に、僧帽筋に力が入って、それが抜けないとコリます。
自分の意見があるのに、それを口に出さずグッと堪えて、自己主張をあまりしない人は僧帽筋がコリやすいです。
日本人はそういう人が多いですね。
だからみんな肩こりになるんだと思います。
その他にも、首に関係が深い筋肉があり、それが胸鎖乳突筋です。
この筋肉は、頸椎に直接ついてるわけではなく、胸骨と鎖骨からはじまり、側頭骨の乳様突起と後頭骨に付着します。
左右に振り向くときなどに使う筋肉です。
やはりこの筋肉も、長時間同じ姿勢でスマホなどを見ていると凝りやすい筋肉です。
首のストレッチを行う事で、胸鎖乳突筋の緊張感も和らげることができます。
首のストレッチのやり方
首の動き具合の検査
最初に、首の動き具合を検査します。
首なので特にゆっくり慎重に行ってください。
①上を向き、下を向きます。
②左右に首を傾けていきます。
③左右を向くように首を捻っていきます。
それぞれ、動き具合やコリ具合、痛み具合などを確かめてください。
※次にストレッチのやり方をご紹介します。
注意点として首は繊細なので、強くやりすぎず、やさしく行ってください。
また呼吸を止めずに、深い呼吸を楽しみながら行ってください。
ストレッチ上下
両手で頭を抱えるように持ち、ゆっくりと頭を下げていき、首の後ろをストレッチします。
この時に、僧帽筋がストレッチされます。
指先でアゴを、ゆっくりと押し、首の前をストレッチします。
首の前につく筋肉がストレッチされます。
ストレッチ側方、レベル1
真っ直ぐ前を向き、次にそのままゆっくりと、首を左右側方へ傾けていきます。
この時に、伸ばす方の肩が上に上がらないようにします。
頭の重さだけで、ストレッチするやり方です。
僧帽筋がストレッチされます。
ストレッチ側方、レベル2
片方の手を腰の後ろに回し、手の甲を腰にひっかけてロックするように固定します。
反対の手で、頭をつかみ、側方へゆっくりと傾けていきます。
ジワーッとやさしくストレッチしていきます。
ストレッチが終わったら、再び首の検査をして、動き具合を確かめてください。
スマホを持つ時は正しい姿勢で
現代人にとって、スマホは無くてはならないアイテムです。
四六時中肌身離さず持ち歩き、いつでもどこでも、スマホをいじっています。
1日の中でスマホを見ている時間は、かなり多いと思います。
1年で考えれば、膨大な時間とエネルギーをスマホに注いでいるような物です。
その時の姿勢が猫背になっていれば、筋肉に疲労が蓄積し、肩こりなどの症状が出てくるでしょう。
ですから、せめてスマホを見る時は、首や肩周りの筋肉に負担のかからない姿勢で見ることをお勧めします。
スマホを見る良い姿勢は、まずスマホを目の高さまで持ち上げます。
そのままだとスマホを持っている方の腕が疲れるので、もう片方の手で肘を支えると楽になります。
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熊谷市たかなが整体院
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