ストレッチ ・セルフケア

肘のストレッチと手の伸筋腱のセルフケア。

2021年12月1日

手から首まで、アームラインでつながっている

デスクワークでキーボードを叩いたり、一日中スマホをいじっていれば、それは当然のごとく手が疲れます。
キーボードを使うときは、手首を少し伸展させ、その状態を維持しながら、主に指だけが動いている状態です。

デスクワークする女性のイラスト

筋肉は動かしている時よりも、手をずっと同じ形で維持しつづける方が疲れます。
例えば、ジョギングよりも、空気椅子のほうがキツイですよね。
そのような感じで、キーボードを使う時は手を同じような形で維持し続けているので、筋肉がコリます。
そして手の形を維持するための筋肉は肘についているので、肘の周りがガチガチになってきます。
さらに肘から肩、肩甲骨、首と筋肉はつながっているので、肩コリにもなってきます。

アナトミートレインにはアームラインというのがあります。
これは、手から首、頭までつながっている筋筋膜経線です。

(ディープ・バック・アームライン)

手が疲れればこのライン全体が影響をうけるので、肩コリや肩甲骨の内側がこったり、頭痛になったりするのです。
なので、このアームラインを意識しながら、肘のストレッチや手の伸筋腱セルフケアを行うと、アームラインが活性化し、手や、肩コリが軽くなってきます。

 

肘のストレッチ

肘外側のストレッチ

ストレッチしたい方の腕を伸ばし、反対の手で手首を下にゆっくりと曲げていきます。

肘ストレッチ、肘外側

 

肘内側のストレッチ

ストレッチしたい方の腕を伸ばし、反対の手で手首を上にゆっくりと曲げていきます。

肘ストレッチ、肘内側

<ポイント>
手首や肘を痛めないように、深い呼吸をしながら、ゆっくり気持ちよさを感じるぐらいの強さで行なってください。急激にギュウギュウやると、逆に筋肉が緊張してしまいます。
ゆっくりジワーッとやるのがコツです。

 

手の伸筋腱のセルフケア

手を少し伸展した、キーボードを打つ時の形を維持するときは、手の伸筋群を使っています。
ちょうど手首が折れ曲がるところには、伸筋支帯というのがあり、その下に伸筋腱が走っています。
ここをセルフケアすると、手首の動きが軽快になってきます。

伸筋支帯

 

まず手首の検査を行う

手首を上下に動かして、今現在の動き具合を確かめてください。

手首の検査

手の伸筋腱のセルフケア

手首にある伸筋腱をイメージし、反対側の親指の爪を、腱の走行に沿って動かしていきます。

伸筋支帯セルフケア

<ポイント>
ゴリゴリと強くやるのではなく、腱の一つ一つを親指の爪で確かめていく感じです。
硬くなっている部分、痛みを感じる部分を探していく丹念に探していく感じです。
腱の一本一本が指を動かしていることを実感しながら行うと、自分の身体への理解が深まり、よりよいセルフケアが行えます。

もう一度、手首の検査を行う

セルフケアが終わったら、また手首を上下に動かして、動き具合を確かめてください。

手首の検査

最初よりも手首が軽くなっているはずです。
何か変わったなと実感することで、それがデータとして自分の身体に蓄積されていきます。
それを積み重ねていくと、自分の身体は自分でケアできると自信がついてきます。

 

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肘ストレッチのイラストはフリー素材として利用することができます。

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