スノーボードなどの横向き系スポーツは左右差から身体が歪む
スノーボードは楽しい!
楽しいけど、ずっとやってると体が歪む。
そりゃあ、そうだ。
スノーボードは、日常ではあり得ないフォームで滑っているわけだから。
そして滑ってる最中は日常ではあり得ないような筋肉のパワーを使っている。
とうぜん筋肉も疲労する。
そのまま放置していると、凝り固まる。
そうすると筋肉がいくぶん縮む。
筋肉が縮めば、そのぶん骨格を引っ張るわけだ。
そうやってちょっとずつ歪んでいく。
身体のクセが強くなる感じだ。
横向き系のスポーツ、ゴルフ、野球、スノーボードなどは、左右の身体の使い方が異なり、それをずっと続けるわけだから、どうしても筋肉の左右差も強くなるし、身体のクセや歪みも強くなりがち。
左右差を全くなくす事はできないし、現実的ではない。
だけど、ある程度リセットする事も必要です。
痛みや違和感はすべて取れるわけではないが、コントロールする事が大事
左右差はありながらも、バランスが取れている状態にもっていく。
スポーツを頑張っている人、特に競技として頑張っている人は、練習量も多くなる。
そうなると、身体のどこかしらに痛みや違和感が生じてくる。
まったくどこも何ともない、という人はいない。
あえて痛いとは言わないが、おかしい、きつい、と感じている部分はあるはずです。
痛みや違和感がまったく無い方がいいような気がするが、すべて無くなるということはない。
そもそも、普通に生活しているだけでも、身体のどこかしらは痛いものですから。
痛みを感じてない人は鈍感なだけです。
痛みや違和感は完全に取り除くのではなく、競技に差し支えのない程度にコントロールする事が大事です。
自分でできる、骨盤調整。
やはり歪みやすいのは骨盤まわり、ここは筋肉が強いので、こりに引っ張られて歪んだり、可動域が少なくなっていたりします。
骨盤は、自分でも調整が可能です。
ケアする場合、まずはどのぐらい左右差があるのか確かめる事が必要です。
その指標の一つになるのが、横座り検査です。
横座り検査
まず、右と左で横座りをやってみます。
横座りは左右差が現れやすい姿勢で、必ずと言っていいほど、右と左で差が出てきます。
例:足を右に出したほうが楽に座れる。
例:左の方が腰が楽だ。
例:右側が背中が痛いが、左は大丈夫だ。
など。
まずは自分の身体の状態を認識することが大事です。
知らなきゃそのままだけど、認識すると、人はなんとかしようとします。
知る事で調整力が出てくるのです。
前屈検査
両手を身体の前でクロスさせて、体を前屈させていきます。
前屈のしやすさであったり、筋肉が緊張しているところ、硬くなっているところを感じ取ってください。
骨盤調整のやり方
楽な方の横座りになります。
ここ大事です。きつい方じゃありません、楽な方です。
脚の外側のラインをケアしていきます。
ケアしていくポイントは、股関節の周辺、大腿筋膜張筋、腓骨のライン、カカトなどです。
ここを指を使ってアプローチしていきます。
指で押すというよりは、爪の先で筋肉を骨からはがしていくように行います。
強さは気持ちのいいぐらいの力で行ってください。
ケアするポイントを1つ行ったら、変化が出たかどうか先ほどやった検査を行います。
・横座り検査
筋肉の緊張感や、痛みが少なくなっている、など変化を感じ取ってください。
座った時の安定感が増したりします。身体の緊張感やこりが取れてくると体軸が真っ直ぐになってくるからです。
・前屈検査
最初よりも、前に倒れやすくなったり、硬さがとれたりします。
スポーツは楽しいけど、日常ではありえないフォームで行うので筋肉が異常に緊張したり、こりができたり、身体が歪んだりします。
自分の身体の状態を認識して、ケアをすると変化する。これを繰り返していくと、身体のバランスが整ってきます。