トレーニング

スポーツをする時のイメージを言葉に変換すると、もっと思い通りに動く。

2015年2月14日

スポーツをする時に漠然と、
こんな動きができるとかっこいいな〜というイメージがあって。
そういうイメージがあると、実際に体の動きもそれに近い雰囲気になります。

僕はスノーボードをする時に、DVDでプロの滑りを見て、
こんな感じで滑れるといいな〜とイメージを作ってから、
スキー場に行くと、イメージに近い雰囲気で滑ることが出来ます。

でもイメージだけだと、雰囲気を真似する事はできますが。
細かい体の動きを体現するのは難しいです。

スノーボードで言えば、
ブーツの中で、足の関節はどう動かしているか?
どのタイミングでどのように板に圧を加えているのか?
などDVDを見ただけではわからない部分が出てきます。

そういった一つ一つの動きは、
実際に練習を積み重ねていったり、
インストラクターに教えてもらったりして、
少しずつ分かるようになっていくのですが。

分かるというのは、理解するということ。

理解するというのは言語で説明できるという事です。

スノーボードでバックサイドターンをしたい場合は、
「踵に体重を乗せる」と徐々に板が踵側にターンをしていきます。
フロントサイドターンをしたい場合は、
「つま先に体重を乗せる」と徐々につま先側にターンをしていきます。

イメージだけで説明しようとすると、
「後ろ側にターンをすればいいんだよ」や、
「前側にターンをすればいいんだよ」、
という説明になってしまうのですが、
やはり漠然としすぎていて、なかなか再現できない。

でも、
「踵に体重を乗せる」「つま先に体重を乗せる」という説明なら、
すぐその通りに体を動かして、ターンが出来るようになってきます。

これは言葉を理解して、その通りに体を動かすことが出来るからです。

イメージした動きをするには、
その動きを言語に置き換えて、コード化し脳へインプットすることで、
その動きを実現することが可能になってくるのだと思うのです。

とうことはより精密に正確に動こうとする場合には、
より精密に正確なコードが必要。
バックサイドターンをするときには、
「ターンのはじめは前足の踵に体重を乗せる」
「ターンの中盤では両足の踵に体重を乗せて板をしならせる」
「ターンの後半にかけて体重を抜きながら、板の反発を利用して加速させる」
など、
さらにターン中の他の体のパーツをどの時点でどのように動かしていくかの、
詳細な説明をコード化して脳にインプットしていくのです。

動きのコードをインプットし、
その動きを実現する事がアウトプットになる、
それを繰り返すと、コードが強化されて、
無意識にその動きが出来るようになる。

結局スポーツにおけるフォームはそういった詳細な体の
動きに関するコードを集積した結果なんだと思うのです。

イメージだけでは雰囲気を真似するだけになってしまいがちですが、
ここはどのように力を入れているのか?
どのタイミングでどれだけ関節を動かしていくか?
などの詳細な動きを調べて、
自分にわかる言葉に置き換えることで、
理解が深まり、
あとは体が、理解した通りに動けば、
イメージ通りの動き出来るようになります。

 

たかなが整体院
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