スポーツをする時に漠然と、
こんな動きができるとかっこいいな〜というイメージがあって。
そういうイメージがあると、実際に体の動きもそれに近い雰囲気になります。
僕はスノーボードをする時に、DVDでプロの滑りを見て、
こんな感じで滑れるといいな〜とイメージを作ってから、
スキー場に行くと、イメージに近い雰囲気で滑ることが出来ます。
でもイメージだけだと、雰囲気を真似する事はできますが。
細かい体の動きを体現するのは難しいです。
スノーボードで言えば、
ブーツの中で、足の関節はどう動かしているか?
どのタイミングでどのように板に圧を加えているのか?
などDVDを見ただけではわからない部分が出てきます。
そういった一つ一つの動きは、
実際に練習を積み重ねていったり、
インストラクターに教えてもらったりして、
少しずつ分かるようになっていくのですが。
分かるというのは、理解するということ。
理解するというのは言語で説明できるという事です。
スノーボードでバックサイドターンをしたい場合は、
「踵に体重を乗せる」と徐々に板が踵側にターンをしていきます。
フロントサイドターンをしたい場合は、
「つま先に体重を乗せる」と徐々につま先側にターンをしていきます。
イメージだけで説明しようとすると、
「後ろ側にターンをすればいいんだよ」や、
「前側にターンをすればいいんだよ」、
という説明になってしまうのですが、
やはり漠然としすぎていて、なかなか再現できない。
でも、
「踵に体重を乗せる」「つま先に体重を乗せる」という説明なら、
すぐその通りに体を動かして、ターンが出来るようになってきます。
これは言葉を理解して、その通りに体を動かすことが出来るからです。
イメージした動きをするには、
その動きを言語に置き換えて、コード化し脳へインプットすることで、
その動きを実現することが可能になってくるのだと思うのです。
とうことはより精密に正確に動こうとする場合には、
より精密に正確なコードが必要。
バックサイドターンをするときには、
「ターンのはじめは前足の踵に体重を乗せる」
「ターンの中盤では両足の踵に体重を乗せて板をしならせる」
「ターンの後半にかけて体重を抜きながら、板の反発を利用して加速させる」
など、
さらにターン中の他の体のパーツをどの時点でどのように動かしていくかの、
詳細な説明をコード化して脳にインプットしていくのです。
動きのコードをインプットし、
その動きを実現する事がアウトプットになる、
それを繰り返すと、コードが強化されて、
無意識にその動きが出来るようになる。
結局スポーツにおけるフォームはそういった詳細な体の
動きに関するコードを集積した結果なんだと思うのです。
イメージだけでは雰囲気を真似するだけになってしまいがちですが、
ここはどのように力を入れているのか?
どのタイミングでどれだけ関節を動かしていくか?
などの詳細な動きを調べて、
自分にわかる言葉に置き換えることで、
理解が深まり、
あとは体が、理解した通りに動けば、
イメージ通りの動き出来るようになります。
たかなが整体院
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