肩こり

めまい、耳鳴り、頭痛、首の傾き、むちうち、に関係の深い胸鎖乳突筋。

2014年11月4日

肩こり治療で僧帽筋の施術はとても重要だが、
僧帽筋が後ろから頭を支えているのに対し、
胸鎖乳突筋は前から頭を支えている。

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うんうん、とうなづく時にこの筋肉が働いている。

肩こりの人は必ずと言っていいほど、胸鎖乳突筋も硬くなっている。

この胸鎖乳突筋の状態が悪いと、様々な症状を引き起こす。

耳の後ろや、後頭部の頭痛の原因になったり、顎や顔の側面に痛みを放散したりする。

胸鎖乳突筋は耳の後ろに付着することから、この筋肉が硬くなると三半規管にも影響が出ると考えられている。
めまいや吐き気、耳鳴り、まっすぐに立てない、転倒しやすくなる、などの症状も出てくる。

また胸鎖乳突筋の片側だけが硬くなると、頭が片側に傾いた状態になるので、
それもめまいや吐き気の原因の一つとされている。

頻繁に肩と耳で受話器を挟んで電話すると胸鎖乳突筋を痛める。

常に首をどちらかに傾けている姿勢もよくない、パソコンが右か左かどちらかにあると、
常にその方向を向いているので、胸鎖乳突筋に負担をかける、
パソコンが真正面に来るように設置することでダメージを防げる。

むちうち損傷の時に最もダメージを受けるのが胸鎖乳突筋であり、治療の際に見逃されやすい、筋肉でもある。

胸郭出口症候群を治療する際にも、胸鎖乳突筋を施術する必要がある。
胸鎖乳突筋を施術することで、胸郭に柔軟性が戻り、神経と血管の通りが良くなり、
猫背も解消されてくる。

また胸郭出口症候群の原因となる斜角筋にアプローチしやすくなる。

胸郭出口症候群の記事はこちら。
胸郭出口症候群、テスト方法、施術方法。

施術としては、胸鎖乳突筋を柔らかくつまむように把持し、硬いところを探して、ゆっくりと緩めていく。
この筋肉を施術する事で、頸の傾きと頭が本来の位置に戻ってくる。

 

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