健康は自分で手に入れるもの
怪我や病気をしても、誰かが治してくれるわけではありません。
結局のところ自分自身の体力であったり、免疫力などの自然治癒力で治っていくものです。
新型コロナのパンデミックにより、何よりも大事なのはやっぱり健康だと、みんな思ったはずです。
ですが、健康はお金で買える物でもなく、一朝一夕で身に付けられる物でもありません。
日々の生活の中で健康に気を配る事で、少しずつ健康的になっていくものです。
今回は胸の中心にある胸骨のケアをご紹介します。
胸骨ケアのやり方
まず、検査をします。
イスなどに座った状態で、上体を反らします。
胸の広がり具合や、首の動き具合を確かめてください。
胸骨のセルフケアを行います。
胸骨は胸の真ん中にあります。
爪の先を胸骨と肋骨の間に食い込ませる様にケアをしていきます。
ここには大胸筋がついており、最近流行のテレワークをしていると、確実にこってしまう所です。
爪の先で筋肉の繊維をはがすようにケアしていくと、だんだんゆるんできます。
胸骨をケアすると、姿勢がよくなってきます。
ケアの成果を確かめるため、再び身体を反らして検査をします。
最初よりも、スムーズに身体が動く様になっているはずです。
自分でケアをして変化が出る事を感じ取ると、だんだん身体感覚が高まってきます。
なぜ胸骨をケアするのか
胸骨は胸の真ん中にあり、強力な大胸筋がついており、
胸には心臓や肺といった重要な臓器が収まっています。
たとえば敵に襲われそうな時に、堂々と胸を張る人はいないでしょう。
人間はとっさの時に、腕を胸の前に構えて身を守ろうとします。
この様に人間は前方に身体を丸める傾向があるので、放っておくと、だんだん前に丸まってしまう。
肩関節は前方に引き寄せられ、鎖骨も胸骨に引き寄せられる、さらに首も胸骨に引き寄せられる様に下に垂れてくる、こうして胸骨の周辺が固まってしまい、姿勢も猫背になってしまうのです。
さらに、ここ最近の新型コロナの話題により、不安や不平不満、イライラが高まっている。
こうなると知らず知らずのうちに力んでしまい、胸骨を中心として筋肉や肩関節が緊張し身体が丸まってしまう。
身体の前方が硬くなると、同時に背中側も緊張し、ますます肩こりになったり、頭痛の要因にもなります。
さらに、胸郭全体が緊張状態になり、呼吸が浅くなる。
だから、胸骨をケアして高まった緊張を解放する必要があるのです。
そして深い呼吸をすれば、心もちょっとだけ落ち着いてきます。