筋肉

筋肉は骨についている、その付着部にコリができやすい。

2017年6月16日

筋肉と骨の境目

筋肉は骨にくっついています。
くっついている部分をもう少し詳しく見ていくと。
筋肉が腱に変わり、その腱が、骨の表面を覆っている骨膜に侵入するように付着し、さらに骨膜の深層の骨に直接、腱が付着しています。

腱と骨の境目

画像:プロメテウス 解剖学アトラス 医学書院より

この筋肉の作用は、収縮することで骨を動かして関節をうごかすことですから、
付着部には物理的なテンションが加わります。

ということは筋肉を動かし続けると、この付着部に疲労が溜まりやすいのです。

肩甲骨の内側に付着している部分のコリ

肩甲骨の周辺がコリ固まると、重だるい感じなどがして肩こりになったり、肩関節の可動域が狭くなったりします。

肩こりを感じやすい、肩甲骨の内側には、菱形筋が付着しています。
上述したように、筋肉が骨につく付着部には疲れが溜まりやすいです。
肩甲骨の内側にそってコリを探していくと、硬くて痛い部分があります、そこがコリの部分なので、アプローチしていくと、痛みが緩和してきて、肩こりも軽くなってきます。

筋肉の付着部を施術すると、力の流れが変わる

肩甲骨の内側には、菱形筋がつき、そして肩甲骨には棘下筋がついています。
そして棘下筋から、手の先までラインが続いています。
これは、アナトミートレインのアームラインです。

画像:アナトミー・トレイン 第3版 医学書院より

肩甲骨の内側縁、菱形筋の付着部にアプローチすることで、アームラインの反応を変化させることができ、腕が軽くなったり、肩が上がりやすくなったりします。

トリガーポイントも筋肉の付着部にできやすい

トリガーポイントは筋肉の硬結の中に発生し、触ると遠隔部位にも関連痛を放出するポイントです。
筋肉が付着する骨のきわや、筋肉と筋肉が連結する部分などにトリガーポイントはできやすいです。
このトリガーポイントを処置するには、受けとなる骨があるとやりやすくなります、骨ぎわにできたトリガーポイントを見つけたら、骨に押し付けるように施術するとトリガーポイントを沈静化しやすいです。
トリガーポイントが沈静化してくると、関連していた痛みも軽減してきます。

筋肉全体を施術するのは大変

筋肉は体全体に付着しています、しかしその筋肉すべてにアプローチするのは無理です。
ですから、ポイントとなる骨ぎわに絞って施術していくことが、効率がよいと考えられます。

たかなが整体院
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