足の痛み

足をよく動くようにする方法、足の疲れ、痛み。

2017年5月19日

足は身体の土台です。
足はいつも、あなたの体重を支えてがんばっています。

足は片方で28個の骨を組み合わせて出来ていて、地球の重力に対抗して地面から立ち上がり、長時間歩いたり、走ったり、踊ったり、出来るような構造になっています。

でも、疲れが溜まってくると、骨と骨がちょっとづつズレて歪んだり、足につく筋肉や腱の反応が鈍くなって、足の指が曲げづらかったり、足に力が入りにくくなったりします。

足の機能が低下すると、立ったり、座ったり、歩いたりといった動作が、いつもよりおっくうになってきます。
足に力が入っていないと、その他の部分で補うように力を入れるため、足以外の別の部分にも負担がかかるようになり、それで膝や腰が痛いということもあります。

足の疲れをとってキビキビとした本来の機能を回復すると、体全体も楽になってきます。

足をよく動くようにする

足の甲を持ち上げる動きを背屈と言います。
足を地面に向かって踏み込んでいく動きを底屈と言います。
この動きは、筋肉と腱によって行われています。

背屈と底屈

背屈はスネの前側についている前脛骨筋などの筋肉によって行われ、底屈はふくらはぎなどの筋肉によって行われています。

前脛骨筋とふくらはぎは、膝から下の筋肉では大きな筋肉であり、疲れが溜まりやすいところでもあります。

どこかに出かけて、普段よりも多く歩いたりすると、ふくらはぎや、スネの前の前脛骨筋に疲れを感じることがよくあると思います。
これらの筋肉が疲れていれば、もちろん足の動きも鈍くなってきます。

歩き疲れた時にふくらはぎを揉むと気持ちいいものです、ふくらはぎを揉みほぐして疲れを取ると足の動きも改善してくるのですが、もっと足の動きを改善したい時には、アキレス腱にアプローチする必要があります。

ふくらはぎの筋肉、腓腹筋とひらめ筋は下の方からアキレス腱に変わります、このアキレス腱と筋肉の境目である筋腱移行部には特に疲れが溜まりやすいので、ここの疲れや硬さをとって行くと、足が動きやすくなってきます。

さらに下にさがって、カカトの骨とアキレス腱がくっついている部分も疲れが溜まりやすいところで、よく触ってみると痛い部分やコリコリしている部分があることが多く、ここを緩めていくと、さらに足がキビキビ動くようになってきます。

筋腱移行部とカカト付着部

スネの前脛骨筋は、筋肉が始まるとことろ(起始部)スネの上の方を押すと、痛気持ちいい感じがします、まずはここをほぐして、スネの骨(脛骨)の際に沿って下の方まで、ほぐしていくと足を背屈するのが楽になってきます。

前脛骨筋ほぐしポイント

足を背屈すると、足首の所に前脛骨筋の腱が浮き出てくるので、その腱をつまんで、気持ちいい感じでコリコリすると、腱の反応が良くなって、足が背屈しやすくなります。

 

前脛骨筋の腱をつまむ

足の背屈と底屈がやりやすくなると、いつもより軽快に歩けるようになるはずです。
足元が軽くなってくると、全身の緊張も抜けてきて、腰痛や肩こりも軽減してきます。

たかなが整体院
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