トレーニング

エネルギーを合成するミトコンドリアを増やしたほうがいいのか。

2015年6月10日

ミトコンドリアとは、細胞の中にある小器官で、
外側はソーセージ状で、内面は内膜がひだを形成している。
そのひだの部分で、ATPと呼ばれる高エネルギー物質が合成されている。
ATPには高エネルギーで結合しているリン酸基があり、
これが分解される時にそのエネルギーが放出される。
筋肉や肝臓などで活発に活動する細胞には大量のミトコンドリアがあり、
ATPがさかんに生産され、また消費されている。
「南江堂 全国柔道整復学校協会監修 生理学」より

筋肉を動かすにはATPが必要で、
ATPを作っているのがミトコンドリア。

ミトコンドリアが多ければ、それだけたくさんのATPを供給できるので、
筋肉を動かし続ける事ができる。

ミトコンドリアを増やせば、
疲れにくい体になり、
持久力が上がる。

ミトコンドリアを増やすには、
体がもっとミトコンドリアが必要だと判断するような強度でトレーニングをする事です。

低強度のトレーニングは、言い換えれば楽な運動ですから、
ミトコンドリアの量は今のまんまで十分じゃん、と体は判断します。

でも、負荷をかけて高強度のトレーニングをすると、すぐバテてしまいます。
体は今のままではエネルギー供給が足りてない、ミトコンドリアをもっと増やす必要がある、と判断する。

ですから高強度のトレーニングをするとミトコンドリアは増加します。

しかし高強度のトレーニングは体への負担も大きいので、
疲れや体力を回復させるケアも大事になります。

ミトコンドリアを増やすことは、
向上心の高いスポーツ選手や、
トップを狙うアスリートが行うことで、
一般の人はそこまでやる必要はないと思います。

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