ストレッチ ・セルフケア

自宅で簡単にできる体操で背骨を動かし、健康づくり

背骨がよく動くと風邪も経過しやすい

かなり寒くなって、乾燥もしてきました。
この時期はあんまり風邪をひきたくないですよね。
熱が出て喉が痛くなったり、咳がでたりすると、今の時期は大変です。

自分の身体の健康は、自分で作っていくことが基本だと思っています。
ですが、まったく風邪をひかない体になることはできないし、風邪を引くことが悪いわけではないと考えています。

私の持っている整体の本に、このような本があります。
「風邪の効用」

野口晴哉、風邪の効用

風邪を整体でなんとかするという内容の本です。

この本の著者である、野口晴哉先生はこのようなこと書かれています。

だから、体を使っているうちに、ある一部分が偏り疲労の潜在状態になって、そういう部分の弾力性が欠けてくると風邪を引き、風邪を引いた後、恢復してくる。それで私は風邪は病気というよりも、風邪自体が治療行為ではなかろうかと考えている。ただ風邪を完全に経過しないで治してしまうことばかり考えるから、ふだんの体の弱い処をそのまま残して、また風邪を引く。風邪を引く原因である。偏り疲労、もっと元をいえば体の隔たり運動習性を正すことをしないで、いつもある処ばかりに負担をかけているから、体は風邪を繰り返す必要が出てくる。
「野口晴哉著、風邪の効用より引用」

これを私なりに解釈すると、身体に疲れが溜まっていたり、運動不足で筋肉や関節が硬くなっていると、風邪を引きやすく、そして風邪を引いたあとは身体の調子が整う。ということ思います。

確かに、人間は疲れが溜まってくると調子が悪くなります。
そして体調を崩して仕事を休むことになる。

というか仕事を休みたいから体調が崩れたり風邪を引いたりするのです。
だから体調が悪い時は、思う存分、仕事を休むのがいいと思います。

人間には疲れが溜まってくると、体調が崩れて身体を休めなければならなくなる、そしてその間に毒を抜くように、疲れが抜けてきて、体調が回復すると、前よりも調子がよくなる。
このような仕組みが人間には備わっているんだと思います。

風邪を引くのは仕方がない、ただ、ものすごく疲れが溜まっていたり、日頃から暴飲暴食で体がボロボロになっていたり、運動を全くしていなくて、身体がガチガチになっていると、なかなか風邪が治らず、調子悪いのが長く続きやすい。

だから風邪を引いても、すぐ経過していくような身体にしておくのがいいと思います。
そのためには背骨の柔軟性が大事になってきます。

「風邪の効用」には、背骨が硬いと、風邪が抜けにくいという事が書いてあります。
具体的に、背骨の何番が硬いと、このような症状が出やすい、というような事も書いてあります。
例えば胸椎5番が硬いと、
「そういう人が風邪を引くと、まず喉と鼻の間から引くのです。その最初の兆候は鼻に出る。」
と書いてあります。

背骨一つ一つに役割があって、硬くなって動きが鈍くなっている部分があると、それに対応した症状が出る、というのですが。
自分でセルフケアをして背骨を調整しようとした場合、背骨の何番が硬くなっているのかを自分で調べるのは、かなり難しいと思います。

それに背骨は全体の動きも大事なので、セルフケアをする時は、背骨全体の動きが改善する体操をすればいいと思います。

 

背骨を動かす体操をして柔軟性を取り戻す

以下に紹介する体操は、どれも、一度はやったことがある体操だと思います。 ですが、ただ体を動かすのではなく、意識を集中すると体操の効き方も変わってきます。
今回は、背骨がテーマですので背骨に意識して、背骨が一つずつ動くのをイメージしながら行ってください。 背骨への意識をしながら、体操を続けていくと、感覚が強くなっていきます。
体操を行う時は、呼吸を止めずに、ゆったりした呼吸で行ってください。

ゆっくり前後屈をする体操

前屈ストレッチ

後屈ストレッチ

気持ちよさを感じる範囲で、前後屈をしていきます。
3回〜5回。

側面を伸ばすストレッチ

側面ストレッチ

 

伸ばす側の足に重心を乗せて、気持ちよく身体の側面を伸ばしていきます。
背骨の動きも感じ取ってください。
肩が痛くて上げづらい方は無理をせず、上がる範囲で行ってください。
3回〜5回。

体を左右にひねる体操

ひねり体操

腕を振りながら、体を左右にひねっていきます。
ゆっくりめのスピードで行ってください。
3回〜5回。

以上です。
ぜひ体操を行って、背骨の柔軟性を取り戻し、丈夫な身体づくりを目指してください。

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熊谷市たかなが整体院

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