筋肉

長母趾伸筋とは、つま先を上げる筋肉、セルフケアのやり方

2018年1月10日

つま先は意外と上がっているようで、上がってないものです。

つま先が上がってないと、つまずいて転倒する可能性が高まります。

つま先を上げる為に必要な動きが親指の伸展です。

親指を伸展させる筋肉は、長母趾伸筋です。

長母趾伸筋の起始・停止・神経・作用

長母趾伸筋のセルフケア

長母趾伸筋
起始 腓骨内側面の中央1/3、下腿骨間膜
停止 母趾の趾背腱膜および末節骨底
神経 深腓骨神経L4〜S1
作用 足の背屈曲・母趾の伸展・下腿の前傾

 

長母趾伸筋とアナトミーライン

体の前面にはスーパーフィシャル・フロント・ライン(SFL)があり。
後面のスーパーフィシャル・バック・ライン(SBL)と共に、体の前後のバランスを取っています。

スーパーフィシャルフロントライン

画像:医学書院 アナトミー・トレイン 第3版 より引用

長母趾伸筋はスーパーフィシャル・フロント・ライン(SFL)の一部であり、姿勢の維持に関与しています。
現代人は前屈姿勢になる事が多く、スーパーフィシャル・フロント・ライン(SFL)が短縮する傾向にあり、相対的に、後面のスーパーフィシャル・バック・ライン(SBL)が緊張し、肩こりや背中のはりの要因になります。

長母趾伸筋のを調整する事で、スーパーフィシャル・フロント・ライン(SFL)の短縮を緩和できる可能性があり、結果的に姿勢も整い、肩こりも楽になる事があります。

 

長母趾伸筋のセルフケア

長母趾伸筋は腓骨内側面から、腱となり母趾につきます。
親指を持ち上げると浮き出てくるのが長母趾伸筋の腱です。
この長母趾伸筋の腱を親、手の親指で弾いていきます。

長母趾伸筋のセルフケア

長母趾伸筋のセルフケア

揉むのではなく、ピンと張った紐を弾いていく感じです。
親指の付け根から、上にたどっていき足首の上まで弾いていきます。
これをやることにより、筋肉と腱の反応が良くなり、親指の動きがスムーズになってきます。

 

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