腰痛 筋肉

しっかり立つために必要な筋肉、臀筋群と骨盤の歪み、腰痛の関係。

2014年11月15日

骨だけだと、立っていられない

地球には重力があって、木からりんごが地面に落下します。
その地球の上でみんな生活しています。
体重が重いな〜って感じるのは、あなたのせいじゃなくて重力のせいにすればいいんです。

立ち上がるってのは、地球の重力に逆らって自らのパワーで体を立たせている行為なんです。
そのパワー源は筋肉です。
筋肉で骨を支えているから、立ち上がれるんです。

骨だけでは立つことができません。

立つ時に重要な筋肉が股関節につく筋肉です。
ここの筋肉がしっかりしていないと、立っていてもすぐ疲れてしまうし、腰痛の原因にもなります。

股関節を支えている主な筋肉

股関節には臀筋群がつき、骨盤と大腿骨をつないでいます。
一番深層が小臀筋、次に中臀筋、表層が大臀筋です。

これらの筋肉が、股関節を支える事で、しっかりと両足で立つ事ができるのですが。
この臀筋群に疲れがたまり、硬くなっている人が多くいます。

腰や肩は日常的にケアをしている人も多いのですが、股関節を意識してケアをしている人はあまりいません。
それゆえに、気がつかない内に、ちょっとずつ疲れが溜まっていることが多いのです。

臀筋群に疲労がたまり、本来の機能が発揮できないと、体がフラついたりすることがあります。

臀筋群は体軸を保つ役割がある

みなさんは片足で立てますか?
片足で立つ時は、体が側方に倒れようとするのですが、それを引き止めて倒れないように頑張っているのが臀筋群です。
この臀筋群の働きがあるおかげで、歩いている時も、体の軸がぶれずに、真っ直ぐ歩くことができます。
しかし、臀筋群の中でも重要な中臀筋が弱体化すると、股関節の安定感が低下してきて、
歩いた時に上半身が右へ左へフラフラすることがあります。

先天性股関節脱臼や中臀筋麻痺などの疾患で中臀筋が弱っていると、トレンデレンブルグ現象というのが起きます。
これは歩行中に片足立ちになった時に、反対側の骨盤が下がってしまう現象です。


図:整形外科学 南江堂 より

中臀筋が疲れているぐらいでは、トレンデレンブルグ現象は起きないと思われますが、
それでも疲れがたまり筋肉の機能が低下してくれば、股関節の安定感が低下し、歩いた時に軸がぶれる要因になります。

臀筋群は腰痛や骨盤の歪みに関係が深い

中臀筋が硬くなり股関節の安定感が低下すれば、その影響が腰に出てきます。
股関節が不安定な分を腰で支えなければならなくなるのです。

そうなると腰もだんだんきつくなって、痛みが出てくることがあります。

右利きの人もいれば左利きの人もいます、みんな左右差があって、体の使い方にも個性があります。臀筋群のコリ方にも、当然左右差があり、痛みにも左右差があります。
臀筋群のどっちかが硬くなっていれば、それに引っ張られるように骨盤も歪んできます。
この歪みによって腰痛や、坐骨神経痛などの症状を引き起こす要因にもなります。

臀筋群をケアして、骨盤の歪みを整えると軸も安定してくる

臀筋群は気がつかない内に疲れが溜まって、歩く時に軸がぶれたり、骨盤が歪んだり、腰が痛くなったりします。
臀筋群をケアし、体を整えましょう。

自分でやるには、野球のボールやテニスのボールを用意します。
それを臀筋の気になるところに当てて、壁に押し付けるようにします。
もしくは床にボールを置いて、自分がボールの上に乗るようにしてもOK!です。
あまりゴリゴリ強くやりすぎると、筋肉や股関節を痛めてしまうかもしれないので、気持ちいいぐらいの力加減で行うようにしてください。

臀筋をボールでケア

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