ストレッチ ・セルフケア スノーボード

スノーボードに行く前に身体のコンディショニングを整える。踏み込み操法のやり方。

雪山は刻一刻とコンディションが変わる、装備が必要

先日滑りに行ってきました。
スキー場はホワイトワールド尾瀬岩鞍。

新しい板、オガサカエボリューションを試すために行ったのですが。

オガサカエボリューション

この日は、雪が降っており、スキー場のコンディションは、かなりボコボコした状況でした。

けっこう厳しい状況で、何本か滑っただけで太ももがパンパンになります。
しかも新しい板にまだ慣れてないので、転倒も多かった。

こちらの動画は、ボコボコしたバーンに対応できずに、コケている動画です。
よかったら私のコケっぷりを見てください。

だいたいのスキー場は雪山にあります。
そして雪山は刻一刻と状況が変わりやすい所です。
ピーカンの晴れの日だったり、吹雪だったり、雨が降ったり、ガスって前が見えなかったりします、
それに伴ってスキー場のコンディションも変化します。

この日も午前中は、雪が降っており、さらにガスって前が見えにくい状態でした。

岩鞍ガスってる

こういった、どういう状況になるかわからない所に行くには、装備と準備が大事です。
ウェア、ゴーグル、手袋、帽子、などの身を守るための装備が必要です。

たまに、装備が整っていない人を見かけます。
特に初心者に多く、ウェアを着てなかったり、手袋や帽子をつけてなかったり。ゴーグルは首飾りになっていたりする。
大丈夫だろうと思っていても、大丈夫じゃないこともあるので、やはり装備は整えた方がいいですね。

で、整えるのは装備だけでなく、身体のコンディショニングも整えて行きたいですね。

私の動画の様に、ボコボコして滑りにくい状況だと転ぶことが多くなります。
転ぶのはしょうがないです。スキーもスノーボードもみんな転びながら上手くなるものですから。

転んだ時になるべく怪我のリスクを減らす努力が必要です。

スキー場に行く前に、身体の柔軟性を高めておいたり、各関節の粘り強さや、連動性を可能な限り高めておくことで、怪我のリスクを減らすことができると考えています。

そのためにはまず自分の身体のことを把握することが必要です。

身体の状態を把握する膝上げ検査

私が整体で行っている「理学操体のIポジション」には膝上げ検査があります。
I ポジションの検査にもいくつかの段階があるのですが。
初歩的な動きとして、膝を上に上げてベッドに足が上がるか、確かめる検査をしています。

足上げ検査

膝を持ち上げて足をベッドに乗せる動作。
この検査だけで、いろんなことがわかります。

これはただベッドに足を乗せることができればいい、というものではありません。

まず腰が痛い人はこの動作が結構きついんです。
・痛いのを我慢して足を重々しく持ち上げたり。
・腰に痛みがでないように、上体を後ろにのけぞって反動をつけて持ち上げたり。
・そもそも痛みにより足をベッドに乗せられない。

腰が痛くない人でも、持ち上げるのがきつい人がいます。
・運動不足で筋力が少ない人。
・股関節、膝、足、が硬い人。
・右はスッと上がるが、左は重い感じがするなど、左右差がある人。

この検査だけでいろんなことがわかります。
なぜこういったことが起きるかといえば、
疲労が溜まっていたり、
身体の連動性が低下していたり、
関節が硬くなっていたり、
筋肉や靭帯が固まり癒着していたりすると、足をベットに持ち上げる動作がきつくなるのです。

そして、ほとんどの人はこういうことを自覚しないまま普段の生活をしています。

足をベッドに上げるのすら容易にできていないのに、雪山にスキーやスノーボードに行くのは、やばいと思います。

行くのは行けるけど、スキー場のボコボコのバーンに吹っ飛ばされて、怪我をしてもつまんないじゃないですか。
だから、なるべくスキー場に行く前に、身体のコンディショニングを整えておき、ボコボコのバーンに対応できる様にしたいですよね。

そのためのコンディショニングの第一歩として、普段から検査して、体がどのぐらい動くのか? 重さはどうか? 軽さはどうか? 可動域はどのぐらいあるのか?などを確かめておくことが必要です。

確かめることで、脳が今現在の身体の状況を把握します。

それから硬く感じたところをセルフケアしたり、身体の連動性を高めるケアをすることで、コンディショニングを少しずつ高めることができます。

連動性を高めて、足が上がりやすくなる、踏み込み操法のやり方

最後に身体の連動性を高めるケアをご紹介します。
操体法の一つ、踏み込み操法です。

まずは先ほど紹介した膝上げ検査をします。

足上げ検査

ご自分のベッドや、イス、ソファーなどに腰掛けて、左右交互に膝上げ検査をしていきます。
その際に上がりやすい方と上がりにくい方を確かめてください。

次に踏み込み操法を行っていきます。
手を太ももの上に乗せて、
先ほどの検査で上がりにくかった方の足で、床を軽く踏み込みます。

踏み込み操体法

すると重心が踏み込んだ方の反対側にズレるはずです。

踏み込み操体法

大きく動く必要はありません、軽く踏み込んで、自然と重心が動くのを感じ取ってください。
これでOKです!

また検査をしてみると、先ほど上がりにくかった足がスッと軽く上がるようになるはずです。

足上げ検査

連動性が高まったからです。
これは永久的なものではなく、一時的なものです。また普段通りの生活ですぐ元に戻ります。

でも、こういった身体の検査をして、ケアすることを続けていくと、自らの身体に対しての意識が高まり、感覚も高まってきます。
これの繰り返しがコンディショニングを整えるということです。

まずは自分の身体を把握し、動きが鈍いところはケアをする。
それからスキー場に行けば、よりスキーやスノーボードを楽しむことができると思います。

 

ホームページ:熊谷市の整体「たかなが整体院」

 

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