感覚

手打ちは故障の原因になる、下半身と体幹を使って故障を減らす方法。

2015年2月25日

スポーツの分野で、
肩から手にかけての力を主に使っていると
手打ちと言われる。

野球でボールを投げる時、
肩関節を大きく動かして、腕を後ろに回し、
肩から先の筋肉を使い腕を前に振りボールを投げる。
この動作は肩の関節と筋肉を酷使するので、
肩を故障する原因になる。

腕を後ろに回すときは、体幹を捻れば後ろに回る。
そして投げる時は、下半身から始動し
腰、体幹を回旋させれば、自然と腕が前に出てきて、
力強い球を投げることができる。

バレーでも、ゴルフでも、同じで、

肩から先を多用していれば、

肩、肘、手首、指、の筋肉と関節を酷使する事になり、
故障してしまう。

なぜ故障するかと言うと。
肩から先の筋肉は、体幹や下半身に比べれば、
それほど強くはないからだ、

強くはないけど、その分、器用に使うことができる。

手は神経密度が濃くて、毛細血管も多く。
指を動かす小さな筋肉を精密に動かす事ができる。
生まれてから長い間手をつかてきているので、
感覚はとても鋭く、
脳と手は強力なネットワークで繋がっている。

だからどうしても手に意識がいってしまう。

それが手打ちになってしまう大きな要因だ。

肩から手までの機能を使えば。
大抵の事は簡単にこなすことができる。

しかし下半身や体幹の筋肉に比べれば、
筋肉も小さくパワーも少ない。
多用していればすぐ疲労して故障の原因になる。

肩関節の痛みや炎症
肘周辺の筋肉の炎症、
手首の痛み、
指の痛み、

こういった症状を引き起こさない為には、

肩から先を酷使しなければいい。

下半身と、体幹の、パワーを使えばいい。

どうすれば、下半身と、体幹のパワーを使えるのか、

一番大切なのは意識を向けること、

手に向かっている意識のシステム回路を
下半身と、体幹にシフトできれば、
パワーを有効活用できる。

動けと思って動かせば、よく動くようになってきますが、
もっと意識のを向けていくには、
動かしたい場所をよく見ること、

例えば腰をもっと回旋させたい時は、腰を見る事、
腰を見ながら、動かすと
じつは自分が思っていたよりも動いていなかったり、
想像していた動きじゃなかったりする、
見ながら動かすと、思い通りに動くようになる。

そして触る事、
動かしたいところを、触ることで、脳と感覚のネットワークが強化される。
感覚が鋭くなれば、精密に動かすことができるようになる。

思う事、見る事、触る事、
これを繰り返していくと、
だんだん意識の力がそこに向かっていくので、
思うように動かせるようになるし、
パワーも引き出すことができる。

腕や手に向かっていた、意識を
下半身や体幹に向けていくことで、
もっとパワーを引き出せるし、
効率の良い動きができるようになる。

肩、肘、手首、手の故障もしなくなる。

筋力を鍛えるだけが、パワーアップする事ではない、
意識を全身に張り巡らせる事で、本来持っているパワーを引き出せる事ができる、
それは自分の体にとって無理がなくとても自然な状態。

自分の体を自由自在に動かすことができるようになれば、
特定の場所だけが疲労することがなくなり、
肩こりや腰痛といった症状も少なくなってくる。

たかなが整体院
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