感覚

小さな力とマックスパワー。

2017年1月21日

お箸で米粒をつかむ力と、釘をトンカチで叩く力は違う。
弱い力と強い力、両方を広げることで、力の出力の幅が広がる。
そうすることで繊細な動きからダイナミックで力強い動きまで体の使い方のバリエーションが増える。
ウエイトトレーニングをやる人はたくさんいるが、どこまで弱い力を出せるかを練習している人は、あまりいない。
弱い出力で繊細な動かし方をするのも大事です。
普段から肩こりや、腰痛に悩まされている人は、強めの力を出すことができるが、
弱くて繊細な力の使い方が苦手な人がいます。
体がどうしても力んでしまうのです、そのために肩こりや頭痛などに悩まされます。

たとえば肩関節の周りについているローテーターカフ(棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋)と呼ばれる筋肉は、小さく繊細な動きでよく働きます。
ローテーターカフがよく働くようになると、肩の動きが滑らかになるので、肩が軽くなるし、上がりやすくもなります。
弱い力、小さな出力で関節を動かすと、深層部の筋肉の動きを意識しやすくなります。
深層部の筋肉は体を動かす際の、最初のきっかけとなる筋肉なので、これをよく働くようにすれば、
体の動きがスムーズになり、スポーツや日常生活での動作が楽に行えるようになってきます。

そして弱くて繊細な動きができるという土台があって、効率の良い強い力を出せるのです。

たかなが整体院
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