肩こり

肩こり、肩のライン、前鋸筋。

2016年9月20日

肩こりになる人は、肩甲骨の動きが鈍くなっています。
肩甲骨の動きで重要なのが、前鋸筋です。

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前鋸筋は肩甲骨を前方へ引き出す筋肉ですが、
積極的に肩を動かしていないと、
前鋸筋への刺激量が減少し、あまり働かなくなってしまいます。
そのせいで肩甲骨の動きが鈍くなり、首や背部の筋肉が凝り、肩こりを感じるのです。

トリガーポイントの文献によると、

前鋸筋のトリガーポイントからの関連痛放散領域は、中斜角筋、上後鋸筋、
肩甲間部腸肋筋、棘下筋、肩甲下筋などのトリガーポイントからの関連放散領域と重なりが大きく、
疼痛治療の場合、短縮痛誘発の運動テストによる鑑別の必要がある。
引用:医道の日本社 臨床家のためのトリガーポイントアプローチ 黒岩共一

とあります、つまり前鋸筋のトリガーポイントによって、肩こり感や肩甲骨の間の不快感が出てくるのです。
さらに前鋸筋にトリガーポイントがある場合は縮めると痛みがでる短縮痛があるので、
前鋸筋を伸ばそうと肩甲骨を背骨に引きつける内転の動きが無意識に行われ、そして肩も上がり肩のラインも乱れてきます。

肩こりの施術を行うときは前鋸筋の機能回復がとても大事になります。

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