膝にかかる負担を可能な限り減らしていけば、
膝の痛みは少なくなってきます。
膝にかかる負担とはなんでしょうか?
歩くときには膝を曲げ伸ばし、しているのですが。
この時に曲げ伸ばしがスムーズに行われないと、
筋肉に無駄な負荷がかかることになります。
主に大腿四頭筋やハムストリングスといった、
膝を動かす筋肉が疲労し、筋力が低下して、
膝に負担がかかるようになります。
歩く時には膝だけではなく、股関節も動いています。
この股関節がしっかり動いていないと、
膝がスムーズに動かなくなるのです。
現代人は特に股関節の動きが鈍くなっている傾向があります。
その原因は大臀筋の弱体化です。
大臀筋は股関節を伸展して膝をまっすぐ伸ばす作用があります。
これが弱ってしまうと、股関節が曲がり、膝も曲がる。
歩く時も、股関節と膝が伸びきらずに、筋肉に余計な負担がかかり、
筋肉が疲労して膝や股関節を支えきれずに、痛みや不調が生じます。
大臀筋の弱体化は、一説によると生活様式の変化にあるとされています。
日常生活の中で一番大臀筋の力を必要とする時は、
しゃがんだ状態から立ち上がる時です。
和風の日本家屋では、
畳に座った状態から立ち上がる時、
布団から立ち上がる時、
和式トイレでしゃがんだ状態から立ち上がる時、
と日常生活の中でしゃがんだ状態から立ち上がる場面が多かった、
それで自然と大臀筋が鍛えられていたが。
洋式スタイルの、イス、ベット、洋式トイレ、
では体重を前にズラせばスッと楽に立ててしまう、
和風スタイルに比べると大臀筋はそれほど使われない。
日常生活で、洋式スタイルが多くなればなるほど、
大臀筋が使われる機会が減り、弱体化する原因となります。
膝が痛くなるのは、お年寄りだというイメージがあるかもしれませんが、
必ずしもそうではありません。
若い人でも、筋力が弱体化していると膝は痛くなります。
大臀筋が弱体化しているのが膝痛の原因であれば鍛えて強化すれば、
股関節がしっかりと動き、膝の動きもスムーズになるので、
膝は楽になります。
大臀筋を鍛える方法はスクワットです。
まさに、しゃがんだ状態から立ち上がる運動です。
洋式スタイルで大臀筋を使う機会が少ない人は、
スクワットで補ってやればいいのです。
スクワットを何回やればいいのか、
日本家屋での生活を考えると、
布団から起き上がるのは約1回、
畳から立ち上がるのが約5回、
和式トイレから立ち上がるのが約4回、とすれば、合計は10回です。
1日10回、スクワットをすれば、大臀筋が強化されて、膝が楽になります。
ちなみにスクワットは大腿四頭筋もハムストリングスも鍛えられるので、
ますます膝は安定してきます。
たかなが整体院
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