ひどい猫背だと、
胸郭が広がりにくく、呼吸が浅くなる。
でも普段からそんな状態だと、その事に気がつかない。
普段から呼吸が浅いと、ちょっと運動をしただけで疲れてしまう。
一回の呼吸で十分な酸素を取り込めないから、すぐハアハアしてしまう。
胸郭がもっと楽に広がるようにしてあげれば、呼吸が楽になり疲れにくくなる。
猫背は、鎖骨から腕が胸郭にのしかかっている様な状態なので、
腕全体を背中側で支えられる様にしてあげれば、
胸が開き、胸郭が楽に広がる様になる。
その為に施術するべき筋肉は、
主に三種類ある、
①胸鎖乳突筋
この筋肉が硬くなっていると、首が前に出て顎が突き出てくる、
これを施術すると、頭の位置が背骨の長軸上に乗っかり、
頭から尾骨にかけて、背骨のS字ラインが整ってくる。
これで腕を背中側で支える軸ができる。
②肩甲挙筋
この筋肉が硬くなると、肩甲骨を上に引き上げる機能が弱まるので、
だらんと腕が垂れ下がり、力の無い、なで肩の様になり腕と鎖骨が胸郭にのしかかる原因になる。
これを施術すると、首の軸で肩甲骨を支えらるようになり、胸郭の圧迫を減らす事ができる。
③僧帽筋
僧帽筋こそが、鎖骨、肩甲骨、腕を背中側で支える主役なのですが、
猫背、肩こりの人はこの僧帽筋が確実に凝り固まっており、
腕が体の前側に落ち込んでいるような姿勢になり、その重みで胸郭を圧迫しているのです。
僧帽筋を施術する事で、鎖骨、肩甲骨、腕を背骨の軸で支えらるようになるので、
腕の重みによる胸郭への圧迫を解放する事ができる。
これで胸郭は楽に広がるようになって自然と呼吸が深くなる。
そうすれば、少しぐらい運動をしてもそれほど呼吸は乱れなくなり、
疲れも感じにくくなります。
たかなが整体院
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