筋肉

大胸筋と小胸筋が凝っていると猫背になってくる、ストレッチをして姿勢を整える方法。

2014年12月12日

大胸筋と小胸筋が硬くなると猫背になってくる

胸には、大胸筋と小胸筋という筋肉がついています。

大胸筋と小胸筋のイラスト

大胸筋は上腕を前方に上げる動作の屈曲、上腕を身体の前に引き寄せる内転、上腕を外側から内側にひねる内旋の作用があります。

小胸筋は肩甲骨を引き下げ、第3〜第5肋骨を引き上げる作用があります。

大胸筋と小胸筋が緊張すると、腕を前側に引っ張りそれに連動して肩甲骨が前側に入り込み、背中が丸くなってきます。

体の前側にある大胸筋は一般的に、背中側の筋肉よりも強力です、これは心臓や肺といった重要な臓器を守るためといわれています。
そんな強力な大胸筋が緊張し続けて肩がどんどん前に引っ張られると猫背の状態になってきます。

猫背の女性のイラスト

 

大胸筋と小胸筋が硬くなると、背中の筋肉が緊張してリラックスできない

大胸筋と小胸筋が硬くなって、背中が丸くなってくると、背中の筋肉が緊張してきます。

特に肩甲骨の内側や、背骨の周りは緊張しやすくコリもできやすくなります。
背骨の周りにが凝ってくると交感神経が興奮しやすくなり、なかなかリラックスできない状態になります。
休みたいけど身体が休めない感じ、眠りも浅くなって、ぐっすり寝た気がしない、朝起きても疲れが取れた気がしないというのは、交感神経が優位になっている事が多いです。

 

肩こりも大胸筋と小胸筋が影響している

慢性的な肩こりは肩や背中側だけでなく、前側の大胸筋と小胸筋が硬くなっている事がほとんどです。
身体は前後、左右と三次元の立体です、背中側だけでなく、体の前の部分にある大胸筋と小胸筋にも目を向けていくと、肩こりも改善しやすくなってきます。

大胸筋をゆるめて胸が広がると、背中が楽になり、肩こりも緩和されてきます。

小胸筋をゆるめると、肩甲骨が本来の位置に戻り、胸が開いてきます。
こうなると仰向けで寝た時に、肩がベットにつくようになり、肩こりや首の緊張が緩和されてきます。

 

日常の生活では大胸筋を使う事がほとんど

仕事でも日常生活でも、大胸筋を短縮させる姿勢が非常に多いです。
パソコンやスマホ、読書やテレビゲーム、家事、育児、など、だいたい手を使って何かする動作は全て大胸筋を収縮させて行っています。
大胸筋は使う頻度が高いので、気がつかないうちに緊張が高まって硬くなっています。

 

鎖骨と肩甲骨の動きを制限し、肩が上げづらくなる

大胸筋は胸骨と鎖骨についているので、これが硬くなると、鎖骨が動きが鈍くなります。
小胸筋は肩甲骨についているので、これが硬くなると、肩甲骨の動きが鈍くなります。

肩関節は鎖骨と肩甲骨が連動して動くことで挙上することが可能になるのですが。
大胸筋と小胸筋にコリがあると鎖骨と肩甲骨の動きが鈍くなるので、肩関節も動きが鈍くなります。
五十肩や四十肩の人は、たいてい大胸筋と小胸筋にコリがあるので、そのコリをケアしてあげると、肩が上がりやすくなります。

 

大胸筋、小胸筋ストレッチのやり方

手を後ろに組むストレッチ

深い呼吸をしながら、手を後ろで組んで、胸を張る。

大胸筋のストレッチ

ゆっくりじわじわやる事で、大胸筋と小胸筋がストレッチされてきます。

 

壁を利用した大胸筋のストレッチ

肘を曲げ、壁に手を当てて、上半身を壁と反対方向に捻る。

壁を利用した大胸筋のストレッチ

これをやると大胸筋が伸びて、胸が開きます。
姿勢がよくなるので、格好がよくなります。

 

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